汗をかき働く日
プル式

汗をかく
したしたと汗をかき
発熱しそうな体が平熱であろうとする

腹が減る
汗をかくために必要な
熱量を摂取せんがためにただ腹が減る

眠くなる
汗をかき腹を満たし
体に不要な熱量を発散すれば後は眠くなる

しかし働かなければならず
動かなければならず
眠りは否定される
自らが吐き出した熱量の中に
溢れ出した不適合がこごった
そこに飛び込む為に

問題はない
少しのけだるさと
波の様に満ち干きする空腹感
少しばかり大粒な汗を抜きにすれば
いつもと変わらない
日常。


自由詩 汗をかき働く日 Copyright プル式 2008-09-01 11:06:54
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