君の憂鬱 僕の退屈
横山亜希子

朝起きてポストに行った 八時ちょうど

けだるい日常の始まり

だけれど君からの手紙が入っているのかもと

気にしながら僕はポストに行ったんだ

君は相変わらず憂鬱なのかい?

朝はまだだるいかい?

僕も同じさ

ポストには君からの手紙は入ってなかった

代わりに僕が注文した本が入っていた

君には悪いが僕は大喜びしてしまったよ

だって僕の大好きなミュージシャンの特集本だったからさ

これで日常も退屈ではなくなった

君は相変わらずかい?

僕もおなじさ

体型は気にするけど間食はやめられない

君の憂鬱もちょっとしたことで幸福になれると思うんだ

だから・・・もうちょっと目をさましてくれよ










自由詩 君の憂鬱 僕の退屈 Copyright 横山亜希子 2008-08-31 14:49:06
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