さいれんと
りぃ

音速を超えて
今、僕らが立つ世界が
静かに終わっていくのを見た

本当に欲しいものなんて
何一つ転がっては居ない

さっきまであった体温
37度5分
掌より優しくなりたい

一つよりも二つでありたかったのに
何処に消えたんだろう
裸足のままで

光の中で
生まれた日の姿のままで。


自由詩 さいれんと Copyright りぃ 2008-08-31 01:09:37
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