夢の時計台
小川 葉

 
誰も知らない
丘の上に
時計台があった

誰も知らないから
動いても
止まっても
知らないのに
時計台は
時を刻み続けた

真夜中
僕らが見てる
夢の時を
正確に
刻んでいたのだ
 


自由詩 夢の時計台 Copyright 小川 葉 2008-08-28 00:17:17
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