誕生日
パラソル
死んだ人が生きかえる
バラバラだったラーメンが、一つのどんぶりに集まる。
家族はうれしがって、ラーメンにろうそくを立てて、復活を祝う。
ろうがラーメンにあふれて、あぶらと間違えて口に入れて
また死ぬ。
誕生日は
オレンジと黄色のまん中くらいの色の白熱球
その白熱球に灰色がだんだん入っていって、最後は黒になって死ぬ。
誕生日は
ワニに食べられた思い出
出川哲郎が冗談をとびこえて内臓をさらけ出す。
うれしい。たのしい。さびしい。むなしい。
ケーキを食ったらむなしさが残った。
ろうそくを食べたら誕生日の味がする。
部屋で、
マウスを近づけると、アイコンが逃げ出すゲームをしていた。
アイコンをクリックすればゲームはクリアできるが、アイコンは絶対につかまらない。
そのアイコンには、ゴシック体で大きく「誕生日」と書かれている。
半狂乱になりながらクリックしまくる。
失明になる寸前
やっと つかまえられた
とたんに、学校の古典の先生の顔アップ写真がウインドウにあらわれ
先生は顔をゆがめて「おめでとう!」と叫んでいる。
先生の顔はパソコンの画面を縦横無尽に移動している。
僕は何度も強制終了を繰り返した。