ももいろ
山中 烏流


小さく
丸めようとする
その
折れ曲がった
真ん中

抱きたい
と、私

水音のよう

耳元が
塞がれる
始終
ただ、そんな
事ばかりを
思う



切り取る

千切って

例えば

に於いての
諸々


膨らみ
は、ついに
先端から
徐々

色付
いてしまって

こんなに

鮮やか




でも
見られては
困る

です、



柔らかな爪

切っ先
は、いつも
素晴らしいあか

私を見


私は

いうのなら
事も無げ
に、歪む
その
暖かな窪み



ただ

れたかった
だけ
なのです





よ?













自由詩 ももいろ Copyright 山中 烏流 2008-08-23 04:25:04
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