真夏日
明楽

育ちすぎた入道雲と
肌を突き破る陽射し
それに
一向に降り止まない雨になった蝉の声
それらに押しつぶされた脆弱な身体は
不揃いなアスファルト
その隙間を這うように
とろけて流れてゆく夏の摂理


自由詩 真夏日 Copyright 明楽 2008-08-20 06:57:21
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