思い立った刹那の想いを
もこもこわたあめ
「そうだ。旅に出よう。」
どこに行くかなんて、なんの目的で行くかなんて
そんな細かいことはいいんだ
ただ、今旅に出たいと思う
道が不確かだっていい
目的がなくたっていい
迷ったって構いやしない
だって旅に出ることが目的で
僕の中の光に近づく一歩なんだから
「どうせなら夜行バスで一睡もせずに。旅に出よう。」
寝るのが惜しい、きっと夜の景色は暗くて鮮やかでないんだ
見えるものも限られてくる
けど、いいんだ闇の中に紛れてる何かを見たい
きっとしなやかな足取りで
「僕はその中にいる」