それは…
長谷川智子



プルルルル‥
あ、美玖からだ。久々に何だろ?
「アキ?おひさ。げんき?」
「まぁ・・ね。ミクは?」
「(^皿^)v」
「だ、ろうな」
‥らしいな



美玖からおもむろに
「もう時効だから、ぶっちゃけ‥」
「ん?」
「あの・・学ランの・・」
「・・あぁ」


思い出した。
遠くへ越すまえの片付け中に出てきた学ラン
金色の痕跡はない
たしか‥式んとき初めに美玖が
「胸んとこのくれる?」
軽くちぎって渡した「ぉらょ」
まぁ、こんなんだったか


「…じつは、あれ、リョウタに渡してたんだよ。アイツ、アンタにマジだったから」

・・・・・。

「え!? いま何てっ??」





散文(批評随筆小説等) それは… Copyright 長谷川智子 2008-08-16 22:39:23
notebook Home