「宝石」
ベンジャミン
ちっちゃなころに大切だったものが
いまになってちっぽけに思えてしまったら
きっとそれ以上に大切なものなんて見つけられない
おもちゃ箱をひっくりかえして
いろんな色のガラスのかけらを
ときどき空に透かしてみようか
ねぇ 何が見えると思う?
ひろったときの思い出のかけらなんて
それはできすぎたお話だって笑っちゃうかな?
おもちゃ箱をひっくりかえして
そんなガラスのかけらが宝石と
思えるほどの心がまだあるかな
だったら好きなだけ高価な宝石を
いっぱいお金をかけて買えばわかるよ
ならべて空に透かしてみればわかるはずだよ
きれいなものへの憧れ
きれいなものが好き
きれいなものは何?
それは「きれい」と感じる
心だってことを
僕らは忘れちゃいけない
それが本当の「宝石」だってことも