アンサーソング
唐草フウ

(わたしいつも朝の顔で
(とおくをながめて
(とびたつ機会をねらっては止め
(ひかり おいかけたがり
(汗さえも、ほめてくれる
(どっしりとした、くもくもく

(優しい網の眼で
(どこまでもみていて
(パイル地のふわふわした
(失われないおわかれ
(何ものぞんだりしない、忘れない
(また会えるね、海

(はだし
(黒い糸だってしんじる
(鞘のベッドから出て
(さよならを止めて
(小さくいま生きている

(ないで
(知らないで
(こんなわたしを
(ハタメク
(寝転がる世界だけで

(まり
(包まり
(ひょこっとのぞいてる
(きづかれるのが楽しい 左のちぶさよ


自由詩 アンサーソング Copyright 唐草フウ 2008-08-15 14:31:12
notebook Home 戻る