眠りの時 / 人は幼児のように頭を垂れる
beebee



人は眠る時
幼児のように身体を縮こませ、
頭を頷くように祈る。

その姿はもはや
眠っているのではない。
魂ははるか遠くに飛翔し
彼は祈っているのだ。

素直に伸びた髪、
目蓋は薄く拡がり、
祝福に表情は和んでいる。
魂ははるかかなたに飛翔し、
彼は魂の祈りを歌っているのだ。

幼児のように
身をよじっていやいやをする。
人は眠る時、
幸福(シアワセ)にすねているのだ。

その姿はもはや
眠っているのではない。
神のおおらかな愛に
全てを任せているのだ。


自由詩 眠りの時 / 人は幼児のように頭を垂れる Copyright beebee 2008-08-15 02:27:37
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新・純情詩集