百点より価値のある零点
ゆうと
きみはあたまのいいひとだね
そういってとおざけているのは
ぼくのほうで
きみのそのあたまのよさを
うらやましいとおもうし
にくいし ずるいなっておもう
でもそれはとてもすてきだとおもう
たとえば その きみのことば
それだけでもう わかるね
ぼくがなにをいいたいのかも
わかっているのかもしれないけど
ぼくがいうことばは
けっしていいたいことばだけじゃないのさ
きみのことがすきだとしても
ぼくはことばにしないだろう
じっくりかんがえるのがすきなんだ
でもへそまがりなのさ
わかるかい? ぼくはこまったやつなんだ
わかるかい? つまりはこういうことさ
あたまがいいことは そんはしないけれど
とくするばかりじゃないってことさ
それが
あたまのわるいぼくからの
かざってもいないしょうじきなことば