夏はいまからだなんて思っている間に誰か晩夏だなんて言い出したからなんだか悲しくて
短角牛

本日私は決心いたしました。

2008年8月11日。まもなく12日を迎えようとしております。

私は決心いたしました。

いまから、すばらしき秋を迎えるための準備を開始いたします。

まずは予定の調整。

紅葉シーズンに合わせてぽっかりとヴァカンス的な感じでやってやります。

お金も貯めなくては。

なんといってもマツタケ一本買うだけで大変なことになりますから。

秋刀魚を焼く練習も必要ですね。もちろん七輪も。

マンションだと煙とかがやっかいですから、せめて郊外に庭付き一戸建てが欲しいものです。

秋ものの服も揃えましょう。

今流行のアジアンスタイルで、寒すぎず、でも暑すぎず、なんとなくはかなく、郷愁を誘う感じに。

やれやれやることいっぱいだ。

次の季節のために頑張る俺、最高。そんな夏、最高。

あれあれ、こいつはなかなかどうして充実した夏。

晩夏はバンカではない、オソナツである。

バンカではなんだか夜である。夏のおわりである。

オソナツならまだ夕方な気がする。

まだ遊ぶ時間はある、と、駆けずり回る。最後のあがきが出来る時間である。

そんなことを思い始めた、晩夏の晩。

農家さんは、早くも冬の準備を始めている。


自由詩 夏はいまからだなんて思っている間に誰か晩夏だなんて言い出したからなんだか悲しくて Copyright 短角牛 2008-08-11 23:57:56
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