あの日の思い出
短角牛
自分で思い出すより
誰かに話しながら思い出したほうが
色鮮やかに甦る
あの涙を
いま、この手で拭えるように
僕らは大人になってゆく
俺にもこんな時間があったのか
俺は そうだ そうだった
僕らは大人になってゆく
誰かと話しても 思い出がセピア色になったら
昔の自分の肩を叩いてみよう
あの日の俺の横で
静かに共感していよう。
自由詩
あの日の思い出
Copyright
短角牛
2008-08-11 02:44:32