眠れぬ夜から明け方へ
yoyo

[1]
まだ見ぬ未来に不安を抱え

書き散らしても闇さえ消えずに

白々明けてく先行く朝に

同士をみつけエールを送る

[2]
後悔などはしないと決めたのに

絶望という名の雫

草木にぽたりと落ちて

涙なくては語れぬものと

[3]
誰にでもとは打ち明けられず

心に閉まった傷跡の

深き痛みを秘めながら

眠れば楽かと思えてならず

[4]
人は皆悩みはないといわれても

その景色模様は様々で

這い上がる術を知らぬもの

ここにあって足掻いて生きる


自由詩 眠れぬ夜から明け方へ Copyright yoyo 2008-08-10 05:37:12
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