光と影
Izm


何を知りたくて
何を見つけたくて
歩き始めたのか
なんて

曖昧な言葉よりも
どうせなら いっそ
君の殻を裂いて
剥き出しの心を
素手で握りたい

連鎖は やがて
互いを知るために
それは 我を見失わないために

じゃあ
手を繋いで。

ビルの隙間
風に吹かれて
飛べそうな勢いを
見ながら笑う
もう一人の自分たち。

だって
残りわずかな光でも
影は付きまとうのだから
いっそ 愛してしまえ

そんで
愛してしまえ
愛してしまえ。




自由詩 光と影 Copyright Izm 2008-08-09 19:24:35
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