「 視界スカイ。 」
PULL.







見上げれば青い視界スカイ手を伸ばし焦げるまで焦げるまでまだ、

視界を曇らせてゆくのは白い嘘ホワイまたばれた降り出した。



夕暮れ通りを右に曲がりライトガス燈が導いてくれるから、

登り切ったところから後はストーン転げ落ちてゆくだけで。



傘を叩くレイン入りなさいアウトあなたに出逢うとわかっていれば。

濡れた服をハンガーに掛け餓えた眼であたしあなたを犯している。



わたしたちは明日アイを喪いあたしはひとり昨日に残される。



はじめてのやさしい男だけどドライ渇いてるあたしのあそこ。

核戦争の後はコンドームの中であなたのこどもは死にました。

永遠のトワイライト左手が少しじくじく痛んでる生きている。




波打ち際で歌うシンキング深いあなたのそこまでとどくかな?。












           了。



短歌 「 視界スカイ。 」 Copyright PULL. 2008-08-09 15:55:15
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