静かな夜道
妖刀紅桜

誰も
いない
静かな
夜道を
ひとり
歩いている

当てもなく
ただ
歩いている

昼間は
大勢の客で
にぎわう
商店街も
車が
行き交う
オフィス街も

夜になると
一斉に沈黙

自分の
足音が
聞こえる

街灯が
ひっそりと
白く光っている

静まり
かえった
その道を
のんびり
ひとり
私は
歩く


自由詩 静かな夜道 Copyright 妖刀紅桜 2008-08-08 13:09:43
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