ロッキー山脈
パラソル

ぼくのまんざらでもないと思える人は、
ロッキー山脈にすんでいて、とてもふべんだ。

行き帰り帰りに歩いて来るが、とてもつらい。

だから自炊をするが、とてもふべんだ。

山脈にはけしきがあって、とてもきれいだ。
それは眺められる。 けしきも僕をながめる。

けしきにながめられた僕は、とてもはずかしい。
だからといって目をかくすと、殺される

でもロッキー山脈には山小屋があって、ななめに立っている。
その中に人はすんでいて、僕の人がだ。

とびらに入ると、中には、動物のにおいがたまっている。
とてもたまっていて、僕の人はこういうところでも
住める。僕はよわい。

僕は、博士の仕事が、やめられないと嘘をついて、
山にはのぼらない。
とくにロッキー山脈には。


自由詩 ロッキー山脈 Copyright パラソル 2008-08-02 20:13:42
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