ロッキー山脈
パラソル
ぼくのまんざらでもないと思える人は、
ロッキー山脈にすんでいて、とてもふべんだ。
行き帰り帰りに歩いて来るが、とてもつらい。
だから自炊をするが、とてもふべんだ。
山脈にはけしきがあって、とてもきれいだ。
それは眺められる。 けしきも僕をながめる。
けしきにながめられた僕は、とてもはずかしい。
だからといって目をかくすと、殺される
でもロッキー山脈には山小屋があって、ななめに立っている。
その中に人はすんでいて、僕の人がだ。
とびらに入ると、中には、動物のにおいがたまっている。
とてもたまっていて、僕の人はこういうところでも
住める。僕はよわい。
僕は、博士の仕事が、やめられないと嘘をついて、
山にはのぼらない。
とくにロッキー山脈には。