夕日の浜辺から廻る想い
beebee





夕日に浜辺で遊ぶ子供の心は
寄せては返す波の想い
波間に揺れる種子の想い


流れ

流れ

遠い国へ

流れ


辿り着く幼児の心を
強き太陽の国で育つ
熱き雲の想いは
大きな水の礫(ツブテ)となり
地面に叩きつけた


雨粒は流れを作り
大きな流れを作り
注ぎ込む
熱い夏の国よ


若き種子の想いは
強き想念を持って
天空へ登り始める


雷(イカズチ)と剣を交え
滝のような
天の想いに撲たれる若木は


高く

高く

高く、伸びて


熱き雲を貫き刺す想いは
大地に血潮を流し
噛み拉ぎ(ヒシギ)
傷つき
苦しむことを厭わず
天空を目指し立つ


大地の底の底の奥の奥の暗い闇から続く記憶を
高く高く熱き雲の上の上の廻る想いへ繋ぎ


真っ直ぐに貫き通す剣は
天への想い
刮目せよ
ついに爆発する
新星の想い


自由詩 夕日の浜辺から廻る想い Copyright beebee 2008-07-30 01:32:50
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