恋の呪い
AKiHiCo

一時でも愛し合った日々をも
嘘だと言うのならば
私は何処へ還ればいいの
あの時の誓いも偽りだとしたら
何故に私を求めてみせたの

呪いを掛けたいの
この心を奪い傷付けた
あの人に
同じ痛みを与えたい
罵声さえも出ない私から
あの人へ捧げる別れ唄

頬を伝う涙で毒したいの
覚えておくといいわ
誰かを苦しめた痛みは
必ず己に還ってくるものよ
こんなにも愛して
いると言うのに
どうして離れてゆくの、

保守の為だけに
私を捨てて歩くと言うの
ならば、
私はあの人に剣を向けるわ
願いを掛けたいの
私の居場所を再びと


自由詩 恋の呪い Copyright AKiHiCo 2008-07-29 23:00:49
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