偽り
プル式
まっすぐ投げてくる君の言葉では
あまりにも強すぎて受け取れないんだ
気持ちを言葉にすればするほど
一つずつ嘘つきに消えていくから
なぜ、なに、どうして
言葉が花に出来るなら
君の口に詰め込んでやるよ
ほら
スイートピーだ
アネモネだ
サルビアに蓮の花だ
はは
お似合いだ
優しい君にぴったりじゃないか
花の似合う男になりなよ
それでも君は
なに、なぜ、どうして、と
繰り返すのだろうね
まっすぐな言葉で
まっすぐな瞳で
うんざりだよ
ありがとう。
自由詩
偽り
Copyright
プル式
2008-07-03 10:49:34