七月一日の夜
吉岡ペペロ
その夜をすぎると
その夜をじぶんに
刻みつけなければ
ならないとおもう
十五もとしうえの
青年と口論となり
納屋で夜を明かす
少年の涼しい目に
月のひかりが射す
ひとがひとを超す
その夜をおもうと
その夜をじぶんに
刻みつけなければ
ならないとおもう
自由詩
七月一日の夜
Copyright
吉岡ペペロ
2008-07-01 22:59:32