イヤホン越しに響くのは
甲高い声で嘆く地球
　
　
右向きゃ赤色
左向きゃ灰色
　
　
何気ない顔で
暗闇は、そっと
肩を叩く
　
　
　
　
アナタ(地球)は僕らを産んだ
かけがえのない母親
　
　
親不孝ばかりで
今さら気付いて
　
　
　
　
それでも、もしも
まだアナタを母親と呼んでいいのなら
　
　
その痩せた細い体で
もう一度、叱ってくれますか？
　
　
その痩せた細い体で
もう一度、抱き締めてくれますか？