continue
衿野果歩

あなたが巡らす透明な壁のどこかに
?ほんとう?に続く扉があって
あたしは今も
それを探しているんだろう

本音のようなものをさらして
身にまとう距離感
愛想よく笑いながら
人間関係はゲームと 言い切れる人


あなたが閉じこもる透明な檻のどこかに
綻びが生じた穴があるって
あたしは今も
それを信じているんだろう


素っ気ないオープニング
単純なストーリー
あなたが思うシナリオと
あたしが望むシナリオ
近づいては弾かれて
また挑むゲーム


あなたが思いがけず
また笑ってくれるなら
いつまでも扉を探そう
そしてエンディングでは
その扉を叩こう


自由詩 continue Copyright 衿野果歩 2008-06-30 00:30:51
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