1486 106

生まれた時から存在するものは
当たり前にあると感じてしまう
あおあおと茂る緑の大地も
いつまでも続くと思ってしまう

だけど激しい雨が降り
容赦なく花を枯らすだろう
だから忘れてはいけない
新たな蕾を育てていくことを

種を蒔こう 乾いた大地にも
水を与えれば きっと花は咲く
今日よりも明日を 明日よりも明後日を
思い描いたなら 道は見えてくる


生まれた時から存在するものは
当たり前にあると感じてしまう
こうこうと照らす太陽の光も
いつまでも続くと思ってしまう

だけど雲は空を隠し
容赦なく月は夜を連れてくる
だから無くしてはいけない
心の内側に灯る松明を

花を咲かそう 向かい風の中でも
寄り添いあったなら 乗り越えていける
僕が君のことを 君が僕のことを
思い合えたなら 世界は廻る


舞い落ちる花びらを踏みしめて
それでも人は歩き続けていく
土の中でひっそりと待つのは
未来を担うたくましい命

種を蒔こう 乾いた大地にも
水を与えれば きっと花は咲く
今日よりも明日を 明日よりも明後日を
思い描いたなら 道は見えてくる

花を咲かそう 向かい風の中でも
寄り添いあったなら 乗り越えていける
僕が君のことを 君が僕のことを
思い合えたなら 世界は廻る


自由詩Copyright 1486 106 2008-06-29 17:53:28
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