白い星達
砂木

以下略とかかれた中に
コトコトゆれながら
姿をととのえて
目線を前に向ける

遠くからくるものの予報と
今から行われる今日は
ゴールの前に立たせながら
端から走れと耳打ち

涼しい空より美人な
昨日という罪な彼女
悪いけど そこでみていて
スタートする

灯りにぼんやり生息する
暗さを飼っている部屋に
り り と
羽をこすって歌いにいくから
朝だけのものにはなれない

まみれていない時が予鈴の後にある
肩をつかむ つけられた名前

花壇を横切る 
風と 違っているうちに

届いた いい匂い
晴れと雨 繰り返し

余計なものに からかわれても
過ごしするり さざめいて行く


















自由詩 白い星達 Copyright 砂木 2008-06-22 09:26:50
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