retreat
こもん

きみに反するものに
触れる、それは生かされるように
殺されて

必要とされない
星が、
黒黒としたきみの手に落ちた(白いチョークが
ひいていった線に沿って、
きみの世界は
退いて、きみはもはや
故郷にはいない)

知って
いた、
彼の目が
空にむけられていた
ことを、それが
どういうこと
を意味していた
のか、
いくつかの
あかしが、彼と
きみの
あいだにあったということ、
それだけが、線を
ひいていく、
ただひとつだけの
空があり、それは純粋だった
すべてが
混合しているのだから







自由詩 retreat Copyright こもん 2008-06-20 06:11:44
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