あの時が甘い。
wisteria
待つ人がいなければこんな辛い思いはしないと思う
僕を待ってくれている人さえいなければ
待つ人がいるところへ
僕は行く
けれど
待つ人のところに行っても考えてることは
別のところで僕を待ってくれてる人のことでいっぱい
だから
考えないようにするには
僕を待たないようにさせることだと気づいた
それは僕がいなくなるか
待つ人を一人に絞るか
待つ人が皆いなくなるか
待つ人がいなくなるのは
僕がいなくなるのと同じ様に待つ人もいなくなるということ
もしくは
僕を忘れてくれるということ
そうすれば
そうしてくれれば
僕は
「今」しか見えてない
目の前のことにだけにしか見てない
そんな僕だから
こんな考えしか出てこないことに悲しくなってくる
待つ人がいるから僕は嬉しいのに
待つ人がいるから僕は戻れるのに
なんて僕は自分勝手で
自分のことしか考えられないんだろう
どっちか片方にしか選べないなんてさ
僕には選べない
たとえどちらか片方に選べたとしても
ずっとずっと
もう片方のことを引きずってわだかまりにしていくんだ
それでも選ばなきゃいけないなんてさ
誰かに決めさせても愚痴言うくせに