REMINGSセシル

きみはバーベキューへ行くと
言っていた

串刺しにされた肉が火に
焼かれるとき

夏が終わるんだろうか

川原でたまねぎ切ったとき
涙に夏も混ざってるだろうか

ナイフを手にする
きみが綺麗
ばっさり切った髪の
きみが不安定で
乱暴に
触れれば
きっと
砂のように
崩れてしまう

バーベキューへ行くと言っていた
きみにも8月がまだ少し残ってる


自由詩Copyright REMINGSセシル 2008-06-09 11:56:26
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