ああ　詩が書けません
ああ　いいフレーズが浮かびません
ああ　手が止まります
ああ　どっこいしょ

私はゆっくり詩を書きたいけど
私は早速詩人になりたい
私はゆっくり生きていたいけど
私は早速大人になりたい

ああ　言葉が砂のよう
ああ　それよりも氷
ああ　エンピツが重い
ああ　どっこいしょ

音に乗って
どっこいしょ　どっこいしょ
ちょっとここらで休みなさいと
誰が言ったの？　私は書きたい
言葉を乗せて
どっこいしょ　どっこいしょ
どうやらハーフタイムだ
笛が鳴りました　休みましょ

もう一回どっこいしょ
明日へどっこいしょ
言葉の埃を落としてさあ
真っ白になれば
いいセリフも浮かぶでしょ

ってそんなにうまくいく世の中じゃあないね

それを教えてくれる
スランプという罠