オープンエンド
湖月

おしまいは 急にやってくる

きのうが終わりだったことにも気付かないで

のうのうと呼吸する わたし

気のぬけたサイダーが知らせる時間の経過

にがいにがい泥水を飲み干して

終わってしまったはじまりを

手を伸ばして掴もうとする

真実よりも信じられる あなた


自由詩 オープンエンド Copyright 湖月 2008-06-08 21:17:19
notebook Home