スカイライン
mokomoko
いつかは空をとびたいと
無色ににじんだ記憶は今でさえ
つながっている
夕日に染められた川は
未だ流れを止めない
泣きじゃくる子供をあやしている母親
まばらにみえる人影は
やがて夜をつくっていく
青春の一ページは
なにかに芽吹く風とともにめくられ
すべては色づきはじめる
ー空を飛べないと言ったのはダレ…?
水面に映る無紋の蝶は
面影を探している
静かに彩る空はあたたかい
この街に軽やかなステップを奏でながら
自由詩
スカイライン
Copyright
mokomoko
2008-06-02 20:59:01