白い絵
唐草フウ

白い絵の中に
あたしひとり
どこかしらへ続く道の上を
あるいている
果てなのか
入り口なのか

雨が降ってきた
どこまでもんだ
スコール 激しく
白い絵は白いままで
傘もなく
あたし濡れながら
あるいている
屋根のある場所へ なのか
そのまま 海へか

白い絵の中にひとり
ただ あるいている
さまよってるのか
壊したいのか




自由詩 白い絵 Copyright 唐草フウ 2008-06-02 20:36:31
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