したたる
唐草フウ
くぼみに合わせたように
はずむ はじく
その球体
まつ毛の先に
手の中に落とすと
水たまり
手相は小さな 細い川
まるで地図帳の
一角
屈することなく
落ちて はじく
フォルテッシモ
耳を盗む
いまなら何を
叫んでも
弓なりのこころに おちて
自由詩
したたる
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唐草フウ
2008-05-28 15:30:26