ピリオド
春日
きみはさみしかった
ひとりよがりであることを知って
それでも睫が触れ合うほどにちかづくたび
きゅっとお互いをしめつけあっていたことをこれから幾たびもおもいだす
きみならきっとうまくいくよ
わたしがいてもいなくてもそれは
心がゆるされないようだと感じていた 春の風を思うのが好きだった
今までわたしを救ってくれたすべてのものがきみを救ってくれますよう
上手に伝えられない甘さも
突き放すことばかり上手な柔さも
出来るなら全てを捨てたかった
わたしの蜜のような幼さがまたきみをさみしくさせる