ろびいすと
umineko
安っぽい自販機で
安っぽいコーヒーを飲む
真夜中のロビーは
そこだけ明るい
神様
私はつぶやいてみる
どこにもいないものを
あてにして生きていく
それを誰も否定しない
愛とか
勇気とか
オノレはアンパンマンか
安っぽいコーヒーは
なんだか
こう
分離してるっていうか
クリープが
螺旋の渦を描き
カップの底に収束する
難しいことは
その程度だ
無音
世界の対側は
きっと明るいシエスタで
神様
私の手のひらは
正しいですか
それとも
世界はやがてさめていく
微粒子
拡散する
正しいこと
もう飽きた、って
メールを打った
返事もこない