連鎖
たもつ
男は椅子に座っている
頭の上には青空が広がっている
けれど屋根に支えられて
男は空に押しつぶされることはない
屋根は壁に支えられ、壁は男の
視線によって支えられている
目を瞑る、それはふさわしかったか
次々と崩れていく音が聞こえ
瞼は沈黙の
悲鳴をあげる
自由詩
連鎖
Copyright
たもつ
2008-05-22 15:42:08
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