ごらん
今日は特にそう

湿った空気のせいで
星がまたたいているよ

ずっと見つめていたら
涙が出てきそうなほどなんだ

とぼとぼと歩きながら
ずっと手をつないでいた

良く見ると
星の色ってみんな違う
なんて
君が潤んだ瞳で
そんなこと言うから

何か悲しいことでもあったのかなって
心配になってしまったよ

手のひらから手のひらへ
それが伝わってしまったのか

君は潤んだ瞳を
きゅっっとむすんで
次の瞬間には
いつもの笑顔に変わってた

僕の顔が赤くなったことなんて
夜が隠してくれたけど

つないだ手から伝わるのは
きっと僕の鼓動だけじゃないから

言葉にならないものをにぎりしめて
ずっとこのまま離さないでいよう