プロローグ
三奈
空白のページに
跡をつけたのは私
全体の四分の一にも満たない
まだ短いストーリー
ベストセラーになんかなりっこない
本屋の端の方で埃をかぶっている
ちょっと悲惨なストーリー
だから少し見せるのが怖いんだ
それでも
抑えきれない自己主張だけを書き綴った
その小説を
もしも誰かが認めてくれたなら
ほろり、はらり、なみだがおちる
(今まではプロローグ)
(そこから始まる物語)
自由詩
プロローグ
Copyright
三奈
2008-05-18 16:06:38