漂流、……。
寂しさはほんとうだった
泣き真似がじょうずと言われて
反論もできずに
(14歳のころのはなしなんだけど/
あのさ、あたし病気もってて/
友達にそのこと相談したら、///
/わらわれ、て…… )
いつから疼いているのか
右手の指だけじゃかぞえきれない
(おぼえて、る? //
regret///cry/
……
きみはわるくないよ、/
わるいのは、)
ふと目を向ければ
消えないものはやはり存在していて
睫の間が徐々に埋められてゆくこと
拭うにはいまさらすぎること
タイムリミットは迫って
すこしだけ動悸はゆるやかになった
けれども自分ひとりじゃ
震えを止めることはできずに
あせとなみだの味は似てた
四角い箱をそっと抜け出して
保健室へと向かったら
だれかが救ってくれるような気がしていた、
あのころ、