ぶきようだったきみへ
青の詩人
きのう ころんでないたこと
もう わすれてしまってる
あんなにいたかったのに
ひざすりむいたのに
ぼくらは
つまづいたりころんだり
たちどまったり
ふりかえって もどってみたり
やっぱり まえにあるきだしたり
なのにどうして
ときは おんなじペースですすめるの
あのころへと みちをたどってはいけないの
むかしのぼくとはなしがしたい
いまのぼくをどうおもうか
しんけんにきいてみたい
げんめつしやしないか
いきるのをよそうとおもいやしないか
それともほほえんでくれるか
よぞらにはいたおもいは
しろいすがたをみせて すぐにきえた
ぼくはここにいるぞと
しってほしかっただけのように
こうしてわすれちゃうんだ
きょう ないたことも
なんでもないできごとが
なんにもない
にかわってくんだ
だいじなことだけ おぼえてくんだ
うれしかったことも かなしかったことも いかりをおぼえたことも
だいじじゃないとおもったことや
だいじじゃないとすらおもわなかったことは
ぽろぽろぽろ
あみからこぼれてくんだ
なづけられなかった はながあったことも
いつのまにかわすれて べつのはなにこいしてくんだ
たくさんのてがあったから ここでさけるというのに
もう つぼみのきせつをわすれてて
いまがいつでもいちばんつよくて
いまよりずっとぶきようだったきみへ
おげんきですか
ぼくはげんきです