重さ
湖月
おもいおもいおもい重い、
髪の毛を切って体重をへらして食べたものは全部吐いて
爪は限界まで切れ涙は流し尽くせ
服は脱いで心の中身は叫んで喚いて追い出して
それでもまだ重い
軽くなるように負担を減らすために
捨てれるものは全部捨てろ二度と拾うな
全て捨てたこの体の重さ
何故この足は体を引き摺るのか
重さに足は折れ手は地に擦れ
まだおもい、私
他に減らすものはまだあったのか?
どうかそこの君、それを引きずり出してくれ。
自由詩
重さ
Copyright
湖月
2008-05-13 22:06:15