白い雲のように
風音



こころの扉、
ひとつづつ
鍵をしめていく

このままでは
あまりにも
辛いから

ひとつづつ
丁寧に
鍵を集めて

けれど

きっとそれは
忘却にもぎ取られ
探すことさえ
できずに

いつか
扉が腐り落ちる

じわじわと
こころが
沁み出して

自分でも
気づかないうちに

そして
ある日突然
辛い気持ちを
思い出したりして

悲しみの情景を

一瞬
こころが痛くて

まるで
輝く太陽を遮る
白い白い雲のように


携帯写真+詩 白い雲のように Copyright 風音 2008-05-13 17:28:01
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