メモリーダイジェスト
もこもこわたあめ
君と初めてキスをした 瞬間の風の におい
君と初めて腕を組んだ ボクの足の 歩幅
君と初めてあんみつを食べた 時の 周りのカップルたち
べつに君以外の何かを思い出そうとしてるわけじゃないけど
君を思うといつもついて出てくるんだ
そう。まるで映画のダイジェスト エキストラ編
この映画の監督は僕 演出も企画もすべて
でも、台詞だけは君の初めてじゃない 昨日きいた寂しい台詞
メモリーダイジェスト
一通り終わるころにはいつのまにか僕は疲れてしまっている みたい
なぜか わかっているような 気はするけど
なぜか うまく言葉にできない できてない
僕の中で またダイジェストがループし始めた