こはく色
唐草フウ
汗をかいたグラスに、こはく色のグラデーション。色彩
ゆっくりと・・・・沈んで、しずんで、いる。向こう側の見えない
夏の灯・かげろうの夕がた、
コンビナート、それに至るまで
の地平線、待ちくたびれた麦たちの頭(こうべ)
ステンドグラスのきそく正しい円陣、星はみつからなく、
(そうだ)サバンナのようだ、
過ぎ去った跡もこうして、景色は時のままに、残酷を残していくから美しく、そして置かれたものは 誰かが飲む(あるいは捨てる)まで、そこにあり続けている
空は暮れるも透いて、地は濃くて。