恋の証
REMINGSセシル

きみの声のトーン柔らかさに

きみのデニムのエプロン姿に

きみの前髪が片目にかかった長い髪に

この春も中ごろの
夕方から夜にかけての
高田馬場のとある
オープンカフェの

とある店員の
きみに

恋をした

1分1秒のタイミングがずれたら
恋は生まれなかったかもしれない




ぼくには妻がいて
2人の子供がいるが

きみに恋をした

不覚であろうか
思想は自由に
恋は自由に
現実にとらわれる事なく

恋は
確かに生まれた

きみの
デニムのエプロンごしの
胸の丸いふくらみ
完璧

きみのふくらはぎ完璧

きみの臀部から腰にかけてのライン
完璧

きみを形どる全てが
ぼくの理想的



ぼくはきみが日曜の朝
朝食を作っている
後姿をみて
完全に癒されることになる

どんな悲しみもどんな苦労も
きみの後姿で完全に帳消しにされる






これこそが恋
これこそがぼくの
揺るぎ無き
本心

告白

これこそが恋


ぼくのかかえる
現実
境遇

全て消え去り
ここは異国の一人旅

ぼくはひとり
旅中
女に出会い恋をしただけ





話かける時にぼくの声が
すこしでも上ずるのなら


ぼくは背中に汗を湿らせて
きみに妄想をめぐらせている


恋の証


自由詩 恋の証 Copyright REMINGSセシル 2008-05-08 13:11:11
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