さらけ出せてしまえばよいのに
春日



両手でくるぶしを隠そうと試みるんだけれども
隠し切れないんだ
俯いたまま
手を交差させて触れようとしてみるんだけれども
わたし、いつの間にか三角座り


外側をどうにかうまく隠そうとすれば
内側では親指が頑張って
それでもはみだしている桃色のふやけた中身
そうして日々を
思い浮かべる横顔を
あげるのは難しくて
無理して上目づかいをしてみせて


静かに疼くのは
低反発の枕が
涙で湿った日であったり
授業中の教室を抜け出して
必死な気持ちで保健室に向かった日であったり


繋ぎとめておきたいのに
指も腕も伸ばしきれない
成長を感じないこの身体に
すこしだけ、泣きたくなったよ



まだ届かない
汗で湿った、あのころのくるぶしに




自由詩 さらけ出せてしまえばよいのに Copyright 春日 2008-05-07 21:54:12
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