とんでみせたら
榊 慧

「ふわりとうかびたい。」





わたしに真っ赤なルージュはにあわ
ないから。
何を期待、しているの?




  (頭上の世界をささえる柱は有害な気がしてならな
  いけれどそれをうったえることはどうしても無理ら
  しくってまたながい間たえ、る。じかんは主観のよ
  うな気がする、けど、ああ、でも、)




横線のリングノートはいつになって
もふしだら。たのしいことを、教え
て下さいませんか、。




  (ひだりての先ひとつぶんの世界をささえる薄い文
  庫本はいま支配している、と、思われ。しんとうし
  てゆく感覚が、じわじわとわかる。みぎての小指か
  らはいって、きた。)




昨日のとびらが、ちぎれてく。
むじゅんの思考がうっとうしい、こ
れからのとき、いつか下さい、お願
いします。




  (支配をいましているのはたぶんこれからたえるこ
  とに、ついてと考える。何故か、とてもかなしいき
  もちににかよった気分、になる。ねがいたいことが
   、出来たようだ。)




「ふわりとうかびたい。」


とんでみせたら続いて、くれますか






自由詩 とんでみせたら Copyright 榊 慧 2008-05-05 12:44:22
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